遊就館(靖国神社)に行ってきました。
*この記事は、2017年7月25日に公開され、2017年12月7日に更新しました。
こんにちは。
久しぶりにブログを更新しました。
遊就館とは、日本を中心とした古代から大東亜戦争(太平洋戦争)終結に至るまでの歴史を当時の武具や遺品、遺書、その他の資料などを展示しながら解説している施設です。
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はじめに
私は、今まで靖国神社に観光で二回ほど参拝したことがありましたが、遊就館には、時間がなくて入る機会がありませんでした。
ただ、なんとなく展示の中身は気になっていて、思い切って日帰りで遊就館に行ってきました。遊就館に行く前に読んでおいてよかった本は、最後に紹介したいと思います。
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印象に残ったもの
遊就館に行って印象に残ったのは、たくさんありますが、特に印象に残った展示を紹介します。
①大東亜戦争(太平洋戦争)開戦前の、アメリカとの貿易状況の展示
当時は、石油や銅、機械類など70%近くアメリカから輸入していました。そして、石油の備蓄は、2年分しかありませんでした。
長期戦になればなるほど日本は不利になる構造ですね。
ところで、今の日本には石油備蓄が約220日分あるみたいです。
開戦のきっかけ・開戦中の状況は長くなるので今回は割愛します。
②ご遺影・ご遺書の展示
最後の方にある展示です。多くが特攻隊員のご遺影です。そして、ご遺影をみるとみんな笑顔なんですよ。今から特攻に行くのになんであんな表情ができるのか。他にも、結婚一週間で特攻に行った方のご遺影があったりします。
ご遺書の展示のころになると、涙を拭きながらハンカチ片手に遺書を読んでいる人が何人もいました。ぼくも少し涙ぐみながらご遺書を読みました。文書の内容もとても立派でした。この亡くなった方たちが特攻せずにそのまま生きてたら今の日本はどうなっていたのかなと思いました。
戦後の日本は経済的には成功したけど、文化的・社会的にはいろいろ問題が多い気がします。その歪みがいま表面化しているのかもしれませんね。
以上二つが印象に残ったことです。
遊就館は、一階は一部無料開放されていて、ゼロ戦をただで見れます。あと、展示をすべて見ようと思ったら2時間くらいかかるので時間がない場合は、一階の無料展示・お土産コーナーに行くだけでも十分楽しめますよ。
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遊就館に行く前に読んでおいてよかった本4選
純粋に小説として面白いし、勉強にもなりました。ぼくは観ていませんが、映画にもなりました。当時の世界情勢・個々の戦況が分かりやすく書かれています。
文書が読みやすいです。ついでに幕末史も読みました。
陸軍士官学校を優秀な成績で卒業し、最終的に中将まで昇進した人です。陸軍の異端児と呼ばれ満州事変を起こした人でもあります。この人の世界観・戦争観みたいなものが書かれています。結構驚くような考え方です。ただ今の世界情勢を見るのにとても参考になる考え方です。
かなり前に読みました、おもしろかったです。外国人目線で日本や当時の戦争がどういうふうに見られていたのかが分かります。