カルダモンについて語る時に僕の語ること
~前書き~
真の紳士は客人に出したコーヒーの隠し味にカルダモンを入れたとしても、「このコーヒーにはカルダモンが隠し味で入っているんですよ。」とは言わないだろう。これは何かに書いてあった格言ではなく僕が勝手に考えた言葉だ。
というか真の紳士はそもそもコーヒーではなく紅茶を出すだろう。
もし、コーヒーを出したとしても普通のコーヒーを提供するに違いない。入れても砂糖とミルクぐらいだ。紳士に限らず、コーヒーにカルダモンを入れるという冒険をしたとして、その結果相手から何かを得られるメリットがない。全くないのだ。むしろカルダモンってなんだよこの人どうかしてるよと思われかねない。
仮にカルダモンを入れることがあるとすれば、お互いに「やっぱりコーヒーにはカルダモンだよね。」みたいな合意が事前に形成された間柄である場合に限られるだろう。その場合には逆にカルダモン入りのコーヒーじゃないと飲んだ時に違和感を感じてしまうかもしれない。
~好奇心~
確かに、紳士が客人に出すコーヒーにはカルダモンを入れるという冒険は必要ないかもしれない。けれど、自分一人でコーヒーを飲む分には相手のことを考える必要がない。
その場合、コーヒーにカルダモンを入れるのか否かは、個人の好奇心を基準に決せられる。そして、私はその好奇心に屈してしまった。そう、カルダモンを買ってしまったんだ。ただただ好奇心を満たすために買ってしまったんだ。
~スパイス兄弟~
好奇心に屈してしまった直接のきっかけは、シナモンコーヒーの成功体験だと思う。シナモンとコーヒーが意外にあったので同じスパイスであるカルダモンも大丈夫だろうと思ってしまったのだ。
私の中でシナモンとカルダモンは二人で一つの関係だと自分の中で勝手にイメージ造られていた。お兄さんが勉強できるなら弟も勉強できるでしょう、そんな感じのノリだ。
ちなみに私はスパイスの知識はゼロだ。
~弟とコーヒーの相性~
カルダモンのふたを開けて香りを軽く嗅いでみるとコショウに近い香りだった。インドとかインドネシア料理店の前を通り過ぎると香ってくるのと同じ香りだ。あの独特の匂いはカルダモンだったんだ。おそらくそうに違いない。
カレーには確かに合いそうだ。でも、コーヒーとなるとどうだろう。香りだけで言えばあまり会いそうにない。いま少しハマっているシナモンとは全く別のタイプの香りだ。まさしくスパイスという感じの香りだ。
同じ血を分けた兄弟でも二人とも同じような性格になることもあれば、全く真逆になる場合もある。カルダモンとシナモンはおそらく後者のパターンだ。あと、値段もカルダモンの方が少し高かったのでシナモンを買うときより少し躊躇してしまった。
それでは、いつものインスタントコーヒーに振りかけてみよう。
~誰にカルダモンを笑うことが出来るだろうか~
カルダモンをコーヒーに入れて飲んでみると香りのまんまの味だった。やはりコショウに近い、ステーキに塩と一緒にふりかけるとおいしいに違いない。
でも、不思議だ。コーヒーにも合う。これは、カルダモンがすごいのか、コーヒーがすごいのか、それとも二人ともすごいのか。
シナモン、カルダモン、そのまま。三種類のコーヒーの飲み方を見つけることが出来た。この味をランダムにサイクルすれば一日に4・5杯コーヒーを飲んでも味に飽きないはずだ。
たまに紅茶でも挟めばもう最強だ。飲み物に困ることはない。
~カルダモンの効能~
カルダモンについて効能はたくさんあるようだが、中でも口臭を抑えることと消化促進・リラックス効果が自分にはいい効能だと思う。
また、カルダモンは高価なスパイスとして取引されているみたいだ、どおりで少し高かったわけだ。
でも、集中力を高めるのにリラックスは必要なので大いに活用していこうと思う。
今のところ僕が望んでいることは飽きない味と集中力だ。
スーパーでカルダモンの近くにターメリックもあったが買うのはよしておこう。この調子でスパイスを買い増してしまうと際限がなくなってしまう。
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それではでは。
久しぶりにところどころ読み返しました。
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